装甲前线 PANZER FRONT

模拟

PS / DC/Dreamcast

25年前发售(1999-12-22)

第二次世界大戦の戦場で、シナリオごとの勝利条件をクリアすることを目的とする。基本的にストーリーやキャラクターは設定されておらず[1]、プレイヤーが希望するシナリオを自由に選んでプレイする形になっており、シナリオのクリア成績が他のシナリオに影響を及ぼす事は無い。独・米・ソの3軍からの視点で、それぞれ複数のシナリオが用意されており、シナリオごとのクリア得点が記録される。 シナリオモードがレコードおよびクリア対象の基本モードとなっているが、シナリオモードに登場する戦車を変更可能なフリーモードが用意されている。敵味方の戦車を自由に設定してプレイする事ができ、敵味方の車両の入れ替えや非設定(登場させない)にすることも可能。ただし、シナリオの内容自体は変わらないため、陣営や通信内容は元のシナリオモードのままである。クリアしても得点は記録されない。 プレイヤーは、自車両1両を1人で動かすシステムになっており、現実に置き換えれば戦車長(索敵および状況判断)、操縦士(移動)、砲手(砲塔の操作および攻撃)の三役をこなすことになる。砲弾の装填は自動であるが、弾種はプレイヤーが設定する。ただし、戦車長はCPUとして自車両に設定されており、自動で画面外の敵を発見して報告したり[2]、攻撃や回避、弾種の変更などの指令を車内通信(ゲーム中は字幕で演出される)という形で表示することにより、プレイヤーへの指示、アドバイスも行う[3]。 故障、砲弾の種類など、非常にリアリティーを重視した作品で、攻撃・被弾時のダメージは砲の口径、弾種、装甲の厚さ、角度など概ね実戦に即した要素により決まる。そのため、自車の備砲が小口径、敵が重装甲、距離が遠いなどの場合に、数十発撃ち込んでもまるでダメージが入らない(入っていないように見える)事が多々発生する。装甲の耐久値の概念が一般のHP制と異なり、ダメージを蓄積させて撃破するのではなく、砲弾が装甲を貫くか弾かれるかのどちらかであるため、一旦敵に主砲弾を弾かれた場合、射撃条件(距離、角度、弾種など)を変えない限りは何発撃ち込んでも撃破できることは少ない。 ただし、敵味方の各戦車には状態異常ステータスが設定されており、被弾により状態異常を引き起こすことがある。キャタピラ破損(移動不可)・主砲破損(主砲射撃不可)の2種類の状態異常があり、被弾時にランダムで発生する[4]。特に主砲破壊が発生すると相手の戦車はほぼ戦闘不能になるため、撃破にならない射撃でも意味が無いわけではない。また、状態異常の発生は非常に稀なため期待はできないが、小隊を指揮できるシナリオであれば、敵を撃ち続けて注意を自車に向け、その間に味方を敵の側面に回りこませて敵を撃破させる、といった応用も可能。

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